【2025年度】インタビュー特別企画
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2025年11月4日掲載
株式会社キャリアプラス
会社概要
株式会社キャリアプラス
本社の所在地:福井県福井市飯塚町7-10-10
2001年3月6日設立/社員数 19名 ※2025年10月時点
その積み重ねが、福井やそこに住む人々を元気にするにちがいない。明るく前向き、そして熱い総合就職支援企業キャリアプラスです。
- 業種:その他の事業サービス業
-
Pマーク付与…2008年8月25日、登録番号…20000460(09)
審査機関:一般財団法人関西情報センター
取り扱う個人情報
- 求職者の情報
- 取引企業の情報
- 自社従業者の情報など
インタビュー
インタビュー回答者
- 教育担当者:谷口 裕大様
- Q
プライバシーマーク導入の背景を教えてください
- A
プライバシーマーク取得に向けた取組みを開始したのは2007年のことです。弊社は2001年に創業し、労働者派遣や職業紹介などの人材ビジネスを事業としてきましたが、日々のやり取りの中で個人情報の適切な取扱いが求職者や求人企業との信用に繋がることを感じていました。また、社会的背景としても個人情報への意識が高まっている時期でした。そこで、社外からの信頼を高めると同時に、社員の意識向上を図ることを目的としてプライバシーマークの取得に挑戦することを決めました。
取組み開始後は、毎月全社員が個人情報保護に関する研修を受けながら、社内体制や運用ルールの整備を進めました。その結果、約1年後の2008年8月にプライバシーマークを取得することができました。
導入の目的
・個人情報の適切な取扱いのため
・顧客からの信頼の獲得
・従業者の個人情報保護意識の向上
- Q
PMSを維持する中で、ご苦労された点はありますか
- A
近年、個人情報保護法の見直しやJIS Q 15001の改正が行われていますが、社内に専門の部署がない中で、最新の情報を取り入れたり規程や実務に反映していくことは時間と労力が必要だと感じます。また、情報セキュリティ分野の知識が求められるようになり、従来のPMSに関する知識だけでは不十分だと感じる為、常に情報をアップデートする意識が必要です。受動的な姿勢では情報のアップデートは難しいと感じているため、「プライバシーマーク審査員補養成研修」を受講するなど、情報を得られる場には積極的に参加するようにしています。
- Q
プライバシーマーク取得後にどのような効果がありましたか
- A
社内では、個人情報を適切に管理する意識がしっかりと根付いていると感じています。社内全体で意識を共有することで、プライバシーマークの実務担当者だけでなく、各チームの先輩社員が後輩や新入社員に対して、個人情報保護の重要性を積極的に伝えるようになりました。
事業活動においても、プライバシーマークの取得により、官公庁をはじめとする取引先から、個人情報保護への高い意識を評価いただく機会があります。また、弊社は労働者派遣事業を営んでいる為、多くの派遣登録者の個人情報を取り扱っています。個人情報の取扱いに不安を感じるスタッフの方もいますが、その際には、自信を持って管理方法を説明することができています。
取得の効果
・従業者の個人情報保護意識の向上
・自社の信頼性向上
- Q
PMSの運用において、工夫している点があれば教えてください
- A
社内教育では、教育資料の読み合わせだけでなく、日常業務の中で感じた疑問や不安を話し合うグループワークも取り入れています。こうした取組みによって、疑問の解消や業務改善の提案ができる場を設け、理解を深めるとともに、社員一人ひとりが自分ごととして意識を高められるようにしています。また、前述の情報のアップデートに関しては、プライバシーマーク更新時に行われる現地審査も活用しています。「自分たちだけで完璧にできている」と思い込まず、「現地審査は、自分たちでは気づけない点を発見できる貴重な機会だ」という意識を持ち、疑問があれば積極的に審査員へ質問するようにしています。
PMS運用のポイント
・社内教育でグループワークも実施、社員の疑問や不安な点を解消する場に
・現地審査には能動的な姿勢で参加する
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